3びきのこぶた | 本のプレビュー | Little Reading
3びきのこぶた

3びきのこぶた

3びきのこぶたが、悪(わる)いオオカミから身(み)を守(まも)るために、ワラ、木(き)、レンガの家(いえ)を作(つく)るお話(はなし)。

年齢
4-8


4251

著者
Traditional Folk Tale

アプリで読むオンラインで読む

1. 3びきのこぶたたち 🐷

むかしむかし、3びきのこぶたがいました。

お母(かあ)さんブタと一緒(いっしょ)に暮(く)らしていました。

ある日(ひ)、お母(かあ)さんブタは言(い)いました。

「あなたたちも、もう大人(おとな)よ。

自分(じぶん)の家(いえ)を作(つく)る時(とき)がきたわ」

3びきのこぶたはワクワクしました!

お母(かあ)さんをギュッとハグしました。

「立派(りっぱ)にやってみせるよ!」とみんな言(い)いました。

そして世界(せかい)へと旅立(たびだ)ちました。

それぞれが手(て)を振(ふ)ってさよならをしました。

2. ワラの家(いえ) 🌾

1ばんめのこぶたは、なまけものでした。

一生懸命(いっしょうけんめい)働(はたら)きたくありませんでした。

「さっさと家(いえ)を作(つく)っちゃおう」と言(い)いました。

ワラを持(も)っているお百姓(ひゃくしょう)さんを見(み)つけました。

「そのワラをすこし分(わ)けてくれませんか?」

お百姓(ひゃくしょう)さんはたくさんのワラをくれました。

1ばんめのこぶたは、すぐに家(いえ)を作(つく)りました。

たったの1時間(じかん)でできました!

全部(ぜんぶ)ワラでできた家(いえ)です。

「完璧(かんぺき)だ!」なまけもののこぶたは言(い)いました。

「これで一日中(いちにちじゅう)遊(あそ)べるぞ!」

3. 木(き)の家(いえ) 🪵

2ばんめのこぶたも、なまけものでした。

早(はや)く終(お)わらせたかったのです。

「木(き)の枝(えだ)で作(つく)ろう」と言(い)いました。

森(もり)から枝(えだ)を集(あつ)めてきました。

半日(はんにち)だけ働(はたら)きました。

すぐに家(いえ)は完成(かんせい)しました。

全部(ぜんぶ)木(き)の枝(えだ)でできた家(いえ)です。

「これで十分(じゅうぶん)!」と2ばんめのこぶたは言(い)いました。

「これで休(やす)んだり遊(あそ)んだりできる!」

もうこれ以上(いじょう)働(はたら)きたくなかったのです。

4. レンガの家(いえ) 🧱

3ばんめのこぶたは、かしこいこぶたでした。

丈夫(じょうぶ)な家(いえ)がほしかったのです。

「レンガで作(つく)ろう」と言(い)いました。

お店(みせ)でレンガを買(か)いました。

「時間(じかん)はかかるだろうな」と言(い)いました。

3ばんめのこぶたは、とても一生懸命(いっしょうけんめい)働(はたら)きました。

何日(なんにち)も働(はたら)きました。

ひとつひとつ、ていねいにレンガを積(つ)みました。

兄弟(きょうだい)たちは笑(わら)いました。

「働(はたら)きすぎだよ!」と言(い)いました。

でも彼(かれ)は働(はたら)き続(つづ)けました。

ついに、レンガの家(いえ)が完成(かんせい)しました!

丈夫(じょうぶ)で美(うつく)しい家(いえ)です。

3ばんめのこぶたは誇(ほこ)らしく思(おも)いました。

「これで安心(あんしん)だ」と言(い)いました。

家(いえ)には強(つよ)いドアがありました。

大(おお)きな煙突(えんとつ)もありました!

5. 大(おお)きな悪(わる)いオオカミ 🐺

ある日(ひ)、大(おお)きな悪(わる)いオオカミがやってきました。

お腹(なか)をすかせていて、いじわるでした。

まず、ワラの家(いえ)を見(み)つけました。

1ばんめのこぶたが中(なか)にいました。

お昼(ひる)ごはんを食(た)べていました。

オオカミはドアをノックしました。

「こぶたくん、こぶたくん!」と呼(よ)びました。

「家(いえ)に入(い)れておくれ!」

1ばんめのこぶたは外(そと)を見(み)ました。

大(おお)きな悪(わる)いオオカミが見(み)えました!

「イヤだ、イヤだ!」こぶたは叫(さけ)びました。

「絶(ぜっ)対(たい)に入(い)れないぞ!」

6. フーッフーッ! 💨

オオカミはとても怒(おこ)りました。

「それなら、フーッとして、フーッとして」と言(い)いました。

「家(いえ)なんか吹(ふ)き飛(と)ばしてやる!」

オオカミは深(ふか)く息(いき)を吸(す)いました。

フーッと吹(ふ)いて、フーッと吹(ふ)きました!

ビューーーーッ!

ワラの家(いえ)はバラバラになってしまいました!

1ばんめのこぶたは急(いそ)いで逃(に)げました。

木(き)の家(いえ)へ走(はし)りました。

「助(たす)けて、お兄(にい)ちゃん!」と叫(さけ)びました。

2ばんめのこぶたが中(なか)に入(い)れてくれました。

7. 木(き)の家(いえ)も…… 🌬️

2ひきのこぶたはこわがっていました。

木(き)の家(いえ)に隠(かく)れました。

でもオオカミは追(お)っかけてきました。

またドアをノックしました。

「こぶたちゃん、こぶたちゃん!」と呼(よ)びました。

「家(いえ)に入(い)れておくれ!」

「イヤだ、イヤだ!」2ひきは叫(さけ)びました。

「絶(ぜっ)対(たい)に入(い)れないぞ!」

オオカミはニヤリと悪(わる)い笑(わら)い方(かた)をしました。

「それなら、フーッとして、フーッとしてやる!」

オオカミはさっきよりも強(つよ)くフーッとしました。

さっきよりも強(つよ)くフーッとしました。

ビューーーーーーーッ!

木(き)の家(いえ)も倒(たお)れてしまいました!

2ひきのこぶたは、できるだけ速(はや)く走(はし)って逃(に)げました。

レンガの家(いえ)へ走(はし)りました。

「助(たす)けて、お兄(にい)ちゃん!」と叫(さけ)びました。

8. レンガの家(いえ)なら安心(あんしん) 🏠

3ばんめのこぶたはドアを開(あ)けました。

兄弟(きょうだい)たちは急(いそ)いで飛(と)び込(こ)みました。

3ばんめのこぶたは、しっかりとカギをかけました。

「もう大丈夫(だいじょうぶ)だよ」と優(やさ)しく言(い)いました。

「ボクの家(いえ)はとても丈夫(じょうぶ)だからね」

3びきのこぶたは窓(まど)から外(そと)を見(み)ました。

大(おお)きな悪(わる)いオオカミがやってきました!

とってもとっても怒(おこ)っています。

鼻(はな)から湯気(ゆげ)が出(で)ています。

こぶたたちはビクビクしていました。

でも、家(いえ)の中(なか)なら安全(あんぜん)です。

9. オオカミの再挑戦(さいちょうせん) 💪

オオカミはドアをドンドン叩(たた)きました。

バン! バン! バン!

「こぶたども、こぶたども!」と吠(ほ)えました。

「家(いえ)に入(い)れておくれ!」

3びきのこぶたは一緒(いっしょ)に叫(さけ)びました。

「イヤだ、イヤだ! 絶(ぜっ)対(たい)に入(い)れないぞ!」

オオカミはカンカンに怒(おこ)りました。

「それなら、フーッとして、フーッとしてやる!」と怒鳴(どな)りました。

「家(いえ)なんか吹(ふ)き飛(と)ばしてやる!」

いままでで一番(いちばん)大(おお)きく息(いき)を吸(す)いました。

フーッとして、フーッとして、さらにフーッとしました!

でも、レンガの家(いえ)はビクともしません。

まったく動(うご)きませんでした!

オオカミは何度(なんど)も何度(なんど)もやってみました。

疲(つか)れるまで吹(ふ)き続(つづ)けました。

でも、家(いえ)は立(た)ったままでした。

10. かしこい作戦(さくせん) 🪜

オオカミは吹(ふ)くのに疲(つか)れてしまいました。

新(あたら)しい作戦(さくせん)が必要(ひつよう)でした。

屋根(やね)を見上(みあ)げました。

「そうか!」ニヤリと笑(わら)って言(い)いました。

「大(おお)きな煙突(えんとつ)があるぞ!」

「煙突(えんとつ)から降(お)りてやろう!」と言(い)いました。

「そうすれば、こぶたたちを捕(つか)まえられる!」

オオカミは屋根(やね)によじ登(のぼ)りました。

3びきのこぶたは足音(あしおと)を聞(き)きました。

「屋根(やね)の上(うえ)にいるぞ!」と叫(さけ)びました。

3ばんめのこぶたはすぐに考(かんが)えました。

「いい考(かんが)えがある!」と言(い)いました。

「急(いそ)いで! このナベを手伝(てつだ)って!」

暖炉(だんろ)に大(おお)きなナベをかけました。

水(みず)をたっぷり入(い)れました。

そして下(した)から火(ひ)を燃(も)やしました。

11. オオカミの大失敗(だいしっぱい) 🔥

水(みず)が沸騰(ふっとう)し始(はじ)めました。

グツグツ、グツグツ!

ナベから湯気(ゆげ)が立(た)っています。

オオカミは煙突(えんとつ)に入(はい)り込(こ)みました。

「今(いま)行(い)くぞ、こぶたちゃんたち!」と笑(わら)いました。

ズルッ、ズルッ、ズルッと滑(すべ)り降(お)りていきました。

バッシャーン!

なんと、熱湯(ねっとう)が煮(に)えたぎるナベの中(なか)へ落(お)ちたのです!

「アッチッチー!」とオオカミは悲鳴(ひめい)をあげました。

ものすごい速(はや)さで飛(と)び出(だ)しました。

おしりが大(おお)ヤケドです!

オオカミは煙突(えんとつ)を駆(か)け上(あ)がりました。

屋根(やね)から飛(と)び降(お)りました。

そして森(もり)の中(なか)へ走(はし)っていきました。

全力(ぜんりょく)で走(はし)って逃(に)げました!

二度(にど)と戻(もど)ってはきませんでした。

3びきのこぶたは無事(ぶじ)でした!

12. ハッピーエンド 🎉

3びきのこぶたは喜(よろこ)んで飛(と)び跳(は)ねました!

部屋(へや)の中(なか)で踊(おど)り回(まわ)りました。

「助(たす)かったー!」と歌(うた)いました。

「オオカミはずっといなくなった!」

みんなでギュッと抱(だ)き合(あ)いました。

1ばんめのこぶたは反省(はんせい)しました。

「ボクはなまけものすぎたよ」と言(い)いました。

「もっとがんばって働(はたら)くべきだった」

2ばんめのこぶたもうなずきました。

「ボクもだよ」と悲(かな)しそうに言(い)いました。

「ボクたちの家(いえ)は丈夫(じょうぶ)じゃなかった」

3ばんめのこぶたはニッコリしました。

「ここで一緒(いっしょ)に暮(く)らせばいいよ!」と言(い)いました。

「でも、君(きみ)たちにも丈夫(じょうぶ)な家(いえ)を作(つく)らなきゃね」

2ひきのこぶたは大喜(おおよろこ)び!

「一生懸命(いっしょうけんめい)働(はたら)くよ!」と約束(やくそく)しました。

「お兄(にい)ちゃんみたいにね!」

その日(ひ)から、3びきのこぶたはみんなで働(はたら)きました。

レンガの家(いえ)をあと2つ作(つく)りました。

こんどは全員(ぜんいん)ががんばりました。

家(いえ)は強(つよ)くて立派(りっぱ)でした。

3びきのこぶたは幸(しあわ)せに暮(く)らしました。

そして大(おお)きな悪(わる)いオオカミがじゃましにくることは、二度(にど)とありませんでした!